2017年7月11日火曜日

生姜焼きに対する想い

生姜焼きが好きである。

幼少時にさかのぼる。

恐らく、人生で初めて生姜焼きに接したのは小学校時代だったと思う。

当時住んでいた、井の頭線の「東松原」という駅の改札を出て、歩道橋を降りたところに「萬来軒」というラーメン屋があった。

「あった」と書いたが、どうやらまだあるようだ(^^;)

親が出張がちだったために、弟としばしばここで食事をしていた。

まだ「コンビニ」とかでき始める前のハナシだ。

「いないときに火は使わない」というルールだったため、
外食するか出前を取るかしか選択はなかったのだ。

弟は、マーボー丼をよく注文していた気がするが、
私はほとんどの場合で生姜焼きを食べていたと思う。

しかし、このころはまだ「生姜焼きが好きだ」という自覚はなかった。

少し大きくなって中学生になると、当時BMXで遊んでいた私は
仲の良かった友達が住んでいる用賀あたりまで遊びに行ってた。

今でもよく覚えているが、桜新町で初めて東秀で食事をした。

その時もまだ「生姜焼きが好きだ」ということは認識していなかったが、
やはり東秀でも生姜焼きをよく食べていたように思う。

※のちに「回鍋肉」を知り、東秀ではデフォルトで回鍋肉を注文するようになる。

中学のころ、学校の近くに「NEBA」という定食屋があった。

サッカー部の連中が常連だったが、私も学校が昼で終わる土曜とかには
よく行っていた。

多くの連中は「風味焼き」か「醤油焼き」を頼む。

「風味焼き」はピリ辛の、醤油焼きはすき焼き風だ。

しかし私はここでも生姜焼きを頼む。

ここではロースとひれが選べるのだが、もちろんセレブの私はひれを注文する。

「A」と「B」があって、「B」は肉が1枚多い。

いつもの注文は「ひれショウガのB」だった。

ここの生姜焼きはたれが多くて、キャベツまでかかってるのがポイントだ。

生姜焼きを頼んで、キャベツにまで醤油をかけて食べるようになったのは
この店がきっかけだったと言っていいだろう。

高校生のころだったか、松屋を知る。

もちろん頼むのは生姜焼きである。

「ショウガ定、シロ大盛り」というのが当時の「トオシ」であった。

「生姜焼き好き」を自覚したのは大学生のころだったか。

当時付き合ってた彼女に「じゅん君、生姜焼き好きね」って言われて
「あ、そうかも」と思った。

ちなみに、今自分で作っている生姜焼きのレシピ(というほどのものでもないが)は
その彼女のものだ。

そして、じゅん君は社会人になる。

最初に配属された部署の課長が「ここはカツ重がうまい」と連れていかれた
とんかつ屋がある、もうなくなってしまったが東急文化会館の並びにあった「蓬莱亭」。

最初は言われた通りカツ重を頼んだが、やはりデフォルトで生姜焼きを頼むようになる。
余りに四六時中行ってたので、いつもご飯もお水も言わなくても大盛りで
出してくれていた。

どこに食事に行っても、生姜焼きがあれば大概頼んでみる。

人生でベスト3を選ぶと「蓬莱亭」は間違いなく入る。

社会人になって、ワーナーを退職して当時の上司・・・
知っている人も多いと思うが、私の「メンター的な存在」ともいえる
池田晃太朗さんが作った会社に転職した。

六本木のマルマンビルというビルで、1階に「ほの字」という居酒屋があった。

実は、転職する前に何度かそこに飲みには行ってたが、
ランチをやってるのは知らなかった。

まぁ昼間に六本木も行かないのだが・・・・

片栗粉付きの生姜焼きを食べたのは、ここが初めてだった。

それはそれで衝撃的であったが、やはり「粉なし」が望ましい。

島に来る前に一度食べておきたいと思っていたのだが、中々六本木は
「ついで」もないので、行けずじまいになってしまったのが心残りではある。

ところで映画が好きで、よく銀座に行っていた。

銀座に行くと東芝ビルの地下にあった・・・もう名前も忘れたが
そこにあった定食屋でよく生姜焼きを食べたが、これもうまかった。

東芝ビルがなくなって、地下鉄の銀座駅のニュートーキョー前に出る
出口からシャンテに向かう途中にある「八百八町」という居酒屋のランチでも
生姜焼きをよく食べていた。

ほとんどの店で共通する点は「ごはんお代わり自由」はモチロンのこと、
「ロース肉を使っている」という点である。

バラ肉を玉ねぎとかの野菜と炒めてあるのも悪くはないが、これも幼少期の
記憶によるのか、「萬来軒」の生姜焼きがロース肉だったからかもしれない。

そしていま、離島にいる。

何度か生姜焼きを食べた。

西里通りの「レオン」、イオンタウンにある「なびい食堂」、
とんかつ屋の「とんかつ一番」。

どこも「バラ肉炒めタイプ」だった。

SNSに投降したところ「チャンプル文化圏なのだからしょうがない」と
友達に言われた。

確かにそうなのかもしれない。

ファミレスも調べたが、「和風亭」「ジョイフル」「ばっしらいん」と
3軒ともメニューに生姜焼きはない。

しかし、どうしてもロース肉のショウガ焼が食べたい。

SNSには「自分で作ればいいじゃん」と書き込んだ仲間もいた。

しかし、寮のキッチンは形だけはキッチンだが、加熱はIHだし
シンクは極小で洗い物も料理もする気が全くしない。

しかしどうしても食べたい。

必要なのは「ヤル気」だけである。

「ヤル気」があれば大概のことはできる。

まずは「ヤル気その1」

炊飯器を買う


まずはまな板も包丁も使わないで済むモノ・・・・

麻婆豆腐を試作

よし!やる気は整った( ̄▽ ̄)

別日・・・

買い物に・・・

行くと中国人だらけ(--;)

クルーズ船が到着すると、どこもかしこも中国人だらけになるのだ。

キャベツを刻む 

調味料を用意する

ニクなんてなんでも同じだ。

安かったので多めに買っておく

焼く

 でけた

写真の色が悪いが、これに近い

いただく( ̄▽ ̄)v

私とランチをしたことがある人は「おや?」と思うだろう。

私はあまり嚙まないで食べるので、よくよく「のどがツカエ気味」である。

なので、食事の時は水をガブガブ飲む癖がある。

前途の蓬莱亭で、ほかのお客さんにはお茶が出ても私だけ「でかいグラス」で
水が出てくるのはこのためである。

で、水のハナシ。

宮古は水が湧かず、河川も湖もない。

なので、地下水で生活しているのだが、これが軟水で水道の水をそのまま飲むと
腹を下すことになる。

なので、飲み物はお茶ということになる。

マリーアントワネットではないけれども「水がだめならお茶を飲めばいい」のである。

「ミネラルウォーター買えばいいじゃん」という人もいるだろうが、
水よりもお茶の方が安い。

血は水より濃く、その水はお茶より高い。

血>水>お茶、ということだ。

話がそれたが、やはり自分で作った生姜焼きは「格別」である。

満腹になった( ̄▽ ̄)

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