もうしばらく書くことないと思っていたんだけど、急に休みをもらったので、この際だから話しておこうと思ってね。
古い仲間は知ってると思うけど・・・・「ものすごく古い」奴らは多分知らんね( ̄▽ ̄)
ある時から「将来は南国で小説でも書いて過ごしたい」って言ってた。
「ものすごく古い」奴らは、知るわけがない。
だって俺、読書嫌いだったんだもんね( ̄・・ ̄)
幼少のみぎりから、一冊はおろか、1ページだってまともに集中して読むことができない。
夏休みの宿題の読書感想文なんて、だれか任せ。
まるでバック・トゥ・ザ・フューチャーのビフだ!
本を読む習慣ができたのは、今の嫁と付き合い始めたころだから、たぶん94年とか?
「この辺が読みやすいよ」と勧められて読んだのが、たぶん椎名誠か原田宗典。
そこら辺のエッセイやら小説やら読んでるうちに、活字を読むのが苦にならなくなって、ミステリを読むようになる。
元々映画は好きだったんだが「原作を読む」という流れを考えたことなかった。
ある時・・・たぶんワーナーの誰かだったんじゃないかと思うんだけど、「ジュラシックパークの原作が歩いていても読んでいたいほど面白い」って話を聞いた。
読んだ・・・
めちゃくちゃ面白い( ̄▽ ̄)
映画の原作を・・・まぁそんなには読んでないんだけど、好きな映画・・・
白昼の死角
すげえ!
麻雀放浪記・・・
おぉ~、すっげぇ!
こうなってくると読書が楽しくてしょうがない。
阿佐田哲也を片っ端から読む。
山崎豊子を片っ端から読む。
まぁとにかく移動中はなんか読んでないといられない程度の「軽度の活字中毒状態」程度に進行した。
ところである時・・・出張で新幹線に乗ってた時の事。
同乗してた当時の会社の役員が
「ここら辺は誰それさんのお膝元だね」
的なことを口にした。
俺が「芸能人かだれかですか?」と言ったら、帰ってきた言葉が
「戦国武将だよ・・・」
文字通り顔から火が出た(〃ノωノ)
99年とかかな?
司馬遼太郎が読みやすいというので、竜馬がゆく、坂の上の雲らへんから読み始めたけど、まぁなんとも燃えてこない・・・・
転職を繰り返して行くうちに、自分に足りない知識を感じてビジネス書を読み漁った。
日経ビジネス、ダイヤモンド、ハーバードビジネスレビュー・・・定期購読しまくって、ドラッカー、コトラーらへんの専門書とか・・・
そのうち、「自己啓発」てきなものに流れる、カーネギーやらスマイルズ、「7つの習慣」とか「金持ち父さん」とか・・・
そのうちハタと気づく。
松下幸之助とか「優秀な経営者」と言われてる人・・
日経新聞の「私の本棚」(だっけな?)の連載見てると、そういう人たちは、ビジネス書とか読んでない。
「論語」とか「孫子」とか?
そしてやはり「時代小説」が多い、特に「徳川家康」とか「宮本武蔵」の類。
ということでそーだな・・・ここ10年くらいは歴史ものしか読んでないと思う。
途中でチョコチョコ寄り道はしてるけどね、まぁほとんど時代小説だ。
結局ね、「人間、歴史からしか学ばない」という所に行きついた。
まぁね、「読書」なんてエンタテイメントだからさ、面白ければ何でも読めばいいんだけど、元々勉強してこなかったから、少しは知識になるもの読まないとね(^^;)
んで、少し話し巻き戻すね、93年くらい・・・まだ読書の習慣がつく前ね。
新卒でワーナー入って、営業所から邦楽へ配属が変わったのが92年。
当時の上司が担当していたのが
・千堂あきほ
・L.L.ブラザース
・チョーヨンピル
・C.C.ガールズ
・杉山清貴
そして和田アキ子
93年、和田アキ子は「歌手生活何周年」とかで、記念のシングルを出すことになった。
世間知らずで勉強不足の俺は、キャスティングに関して全くの無知だった。
ある休日、和田アキ子の新曲のキー合わせを会社のアーティストルームで行った。
※作家のデモテープでは歌手のキーに合うかどうかわからないので、歌手の声域に合うキーを探して決定させる作業ね。
で、その時事務所の人でもないオッサンが来てたのよ。
すっげぇ男前なのね、なんつーかこう・・・切れ味鋭い感じ。
あぁ・・・うまく表現できない(^^;)
安い言葉でいうと「オーラが漂ってる」って感じ。
後で知るんだけど、この人がその時の曲に詞を書いた、伊集院静だった。
でも当時、読書習慣のない俺は「伊集院静」なんて、名前さえ知らない。
知るのはずっとあと、阿佐田哲也の周りにいたらしい人だってことらへんから。
「夏目雅子さんの旦那だった」とか「女優キラーって呼ばれている」とか知ったのは、またそのあとのこと。
後から「乳房」「受け月」とか・・・まぁ結構読んだんじゃないかな?
それらの本の中でこんなエピソードがあった。
伊集院さんが離れて暮らす娘たちと食事をすることになったのね。
その時、娘さんが「本を書いているって聞いたんですけど、どんな本を書いてるんですか?」って聞くのよ。
返した答えが・・
「君たちが読むようなものじゃないよ」って・・・
なんかしびれない?( ̄▽ ̄)
大体この辺からかな?
「よし!俺もイッチョ、このセリフを使ってやろうじゃないか!」って思ったのね。
でもまだ当時は、仕事が楽しくてしょうがない時期だったから「遠い将来の夢」くらいに思い描いておいた。
それから、そーだね・・・ほぼ20年・・・
いまやっと南国にたどり着いて、あこがれていた生活のスタート地点に立つことができたってワケ( ̄▽ ̄)
前に送別会ビデオ作った時にチャゲアスのOn Your Mark使ったでしょ?
「そう、おれはスタート地点に立ったのだ」とか書いたと思う。
そん時のBlog
http://rockbarmalmsteen.blogspot.jp/2016/12/1237.html
まぁね「小説を書く」とか言ったって、それは趣味の中でのはなし。
「出版するのだ!」とか「なんとか賞を狙うのだ」とかいう野心はまったくない。
仲間連中が趣味レベルでバンドやってたり、写真やってたり、絵をかいていたりするのと同じレベルでの「個人としての創作の楽しみ」とでもいうのかな?
なので、特に発表することもないんだけど、とりあえずは書き始めようと・・・・
つかまだ書いてないんかい(--;)
はい、1行も(//▽//)
宮古島に来てはや5か月でまだ1行も書いていないという状況・・・
まぁ特に約束も締め切りもないので、のんびり、気が向いたら書き始めようかと思ってます。
ということで「何やってる人?」って聞かれたら「売れない小説家だよ」と答えることにしました。
あぁ~早く言ってみたい!
そのうち遊びに来る人、俺に聞いてね。
「どう?書いてる?」って
「まぁボチボチかな」とか言うよきっと
そうしたらこう聞くだろうね
「どんなのかいてるの?」
俺はこう答えるよ
「君が読むようなものじゃないよ」( ̄▽ ̄)