2025年10月20日月曜日

懐かしの限界集落へ~弟と巡る北関東の旅(Day3)

 こちらDay2

さて、今回の旅のメインイベントであってハイライトな日である。

わしのここ数年の旅の目的の一つに「懐かしいあの人に会っておく」ってーのがあってね、年々「あの人もこの人も」という感じで人が亡くなっていく中で「あぁ〜死ぬまでに会っておきたかった」って人が何人もいるので、「そういう人たちに会っておこう」って思っているのだよ。

ところが「会いたい」と思っていても、なかなか会えるものでもないし、そうそう宮古へ来てもらえるものでもない。

「ならばこっちから会いに行こうではないか」ということで、去年あたりから会いにいったりしている。

ということでこの北関東の旅。

「会っておこう」って人は、群馬県は甘楽郡にある「南牧村」というところにいらしゃる。

この人との「いきさつ」みたいなものが、説明しないとならないくらいの関係なんだけど…

そもそも、わしら兄弟は幼少の頃なんだが、東急世田谷線、その当時の「玉電」だな、の松陰神社にあった「世田谷保育園」に通っていたんだな。

この時の弟の担任の保母さんだった方が「長谷川先生」という人でね、まあ非常にわしら兄弟というか、親もひっくるめてとても近しいお付き合いをさせていただいていたのだよ。

で、わしら兄弟…兄弟どころか両親もそのまた祖父母も東京の人だったので、いわゆる「いなか」というものを持ち合わせていなかった。

小学校の時でも、同級生の何人かは「夏休みに田舎に行ってきた」なんて話を聞くけれども、わしらは「田舎ってなんだ?」と思うレベルで、「祖父母のいる両親の出身地」とかいうことを知るのは後のことなんだけど、まあとにかく「いなか」というものがなかった。

当時たびがちだったわしらの両親。夏は北海道のツアーが書き入れ時なので、子供をどうにかしたいが預けるところがない。

そこでこの長谷川先生が登場するのだが、彼女の出身が群馬県でね、これがしかもお寺で「まあ一週間くらいなら預かれるし…」みたいな話だと思うんだけど、そういうわけでわしらが小学校かまあ多分中学上がるかそこらくらいまでは毎年このお寺にお世話になっていたんだよね。

それでその「長谷川先生の弟」って人がこの田舎にいてだね、わしら兄弟はその人にまあ随分可愛がってもらったのだよ。この人、名前を「最定(さいじょう)さん」って言うんだけどね、わしら兄弟の結婚式にも出てくれたりしていたりとか、まあとにかく親戚以上の付き合いをして来ていた人だし、そこそこ高齢なはずなので「最定さんに会いに行こう」と言うのがこの北関東の旅のメインだったのだ。

この最定さん野いるところが、これが群馬県甘楽郡の「南牧村」と言うところで、「日本で最も消滅が近い村」と言うことになっているらしくて…

記事にもなっている

と言うことで、いよいよその最定さんに会う日となったのだ。

で、やっとこの日の記録に移るのだが…

この日は弟とは別々の部屋だったので、気兼ねなく早起きして日記やら色々と済ませておく。

朝ごはんお時間を待って朝食

あまりお腹いっぱいになっても後に差し支えるんだけど、それでも一応ご飯4杯だけにしておいて、パンには手を出さないでおいた(←ここに少しの自制心があったりする)

色々写真を撮り忘れているんだけど、まず向かったのはドンキ。

わしら兄弟は「暇さえあればキャッチボール」と言うくらい、いつも庭でキャッチボールやったりしていたんだけどね、もう大人になってからはなかなかそんな機会もなかったんだけど、

旅のついでにどっかでキャッチボールをしよう!

と言うことで、これまた今回の旅の重要なミッションになっていたのね。

出発前に実家の倉庫探してもらったんだけど、どこにもわしらのグローブが見当たらないらしいのでおそらく捨てられたのではないかと言うことで、新しいグローブを探しに行ったのだ。

ドンキで見つけたグローブが、これがまあそれなりに安いんだけど固くてすぐに使えそうにないので、すぐ近くにあったスポーツデポに行ったんだけど…

なんかものすごく高い(ーー;)

「ホンの出来心」レベルのキャッチボール…しかもおそらくはものの10分くらいで「疲れた」とやめてしまうものに「万単位」の金を使うのは勿体無いので、やっぱりドンキに戻って2000円くらいのグローブで我慢することにした。

と言うことで、前橋を出発して下仁田方面へ向かう

こんにゃくパーク到着



まずはこんにゃくパークでお昼を

観覧車なんぞも回っていたりしてのどかなもんである

レバ刺しこんにゃくなんかもあったりして

こんにゃく詰め放題とか

みんなガンバて詰めてます

で、ランチにしようと、食堂行ったら…

長蛇!

諦めて近所の蕎麦屋へ

お品書き

弟は鴨せいろ、わしはあいもりにする

足りないので天丼も追加

そして、腹ごなしのキャッチボール

予想通り、あっという間に疲れ果てて、弟も「肩が痛い」と言うのでキャッチボールもそこそこにして、いざ限界集落へと向かう

どっちを見ても山だらけである

幻想的ですらあったりする

いよいよ限界集落へ

ちなみに南牧村とは群馬県の

ここら辺にある

到着

どこもかしこも懐かしい

まずはそこら辺を懐かしむ

よくこの川で遊んでいた

懐かしがってばかりもいられないのでいよいよ…

感動の再会

よくよく話聞いたら、わしより14個上らしいので、今72歳だって。

記憶の中では「優しいお兄さん」で、わしらが毎年遊びに行くたびにいろんなとこに連れて行ってくれたり、いろんな遊びを教えてくれたりしていたんだよね。

わしら兄弟も一桁(7歳とか8歳)だった時に20代の彼がよく面倒見てくれていたんだ。

最定さんは今南牧村の村長さんやってるんだけど、まあ色々と話聞いてね。

実は南牧村は「世界レベル」で注目されているらしくて、何やら海外のメディアも取材に来るらしい。

いわくね…

日本は世界でもトップクラスの「高齢化が進んでいる国だ」と言うことなんだけど、

その世界一の高齢化国の中で、最高の高齢化率を抱える南牧村は…


世界イチ高齢化した村だってヽ(;▽;)ノ

まあなんとか消滅しないで生き残ってもらいたいものである。

とかなんとかで話は尽きないのだが、あまり長居するのもアレなので適当にお暇して東京へと向かった。

ところがこれが週末の帰り道ということで、忘れていたけど結構な渋滞で車が全然進まない。

初めて見たんだけど「ゆずり車線」ってーのが関越のあちこちにあってね、渋滞がそこの意差し掛かると…

ゆずり車線に入っただけでぐんぐん先に行ける( ̄▽ ̄)

もはや「ゆずり車線」どころか「我先ワガママ車線」である(ーー;)

レンタカーの返却が19時だったのでギリギリになってしまったんだけど、まあなんとかレンタカーを返して…

また焼肉

叙々苑である

叙々苑…これまた故郷の味である。

とまあこんなわけで、わしらの「限界集落への旅」は終わったのだ。

これから内地は寒くなるので、しばらくはまた内地には行かなくなるんだけど、一応次の再会の約束…多分4月か5月、これから半年間は会えなくなるが、次の旅の約束もしておいた。

さて、わしはあとは帰るだけ…

と見せかけてまだ旅の続きがあるのだ!

そこら辺はBlogにしても対して面白くもなんともないので書かないと思うけど、「とりあえず記録」くらいには書くかもしれない。

とりあえず「限界集落への旅編」はおしまい。





懐かしの限界集落へ~弟と巡る北関東の旅(Day2)

 Day1

流石に標高が高いので、北関東はなかなかに寒い。

「奥日光」と言うところに泊まったのだが、標高が1000mを超えているのでそれなりに気温が低いんだろうな。

朝はいつも通り4時とかに目が覚めるんだけど、弟と一緒の部屋でそんな朝早く…弟にとっては「ほぼ深夜」な時間に部屋でパソコンカタカタやられては迷惑だろうと思って、一人でホテル…というか旅館のロビーに降りていって日記書いたりBlog書いたりして…

それでもまだ6時前とかなので、温泉の休憩所…マッサージチェアとかおいてあるところで横になって本読んだりして…

やっと朝食

弟も起きて来たっぽいので、部屋に戻って…

例によってのしおりでこの日の予定をチェック

大谷資料館に行こうってことになっていたんだな。

旅館をチェックアウトして車に乗って日光を後にする。

タラタラといろは坂経由で山を降りて…

大谷資料館

当たり前だが大谷石だらけである

採掘する人…の人形

こんなこと言うのもなんだけど、たいして面白くもなんともなかったのでものの10分くらいで撤収する。

自販機も大谷石仕様である

高速に乗って前橋に向かう。

前橋を選んだ目的は…

競輪である

勝手がわからないので出走表なんぞ手に入れて


買ってみた

なんと人生初競輪で、9千円近い払い戻しがあった!

調子に乗ってこのまま続けたんだけど…

結果、兄弟で2万近く負けてしまった(T-T)

しかし、競輪場にいる顔ぶれも「負け組です」って人たちばっかであた

もはや廃人の巣窟である



当初の予定では「寮のポケットに札束突っ込んで前橋で豪遊」と言う予定だったのだが…

反省会となってしまった

一旦ホテルに戻ってまた反省会

スナックつまみに飲んでいたらお腹が空いて来たので、どっかで締めのラーメンでも食おうと言うことになって…

何故か焼肉屋に到達するわしら

締めはカルビラーメンである

さて、いよいよ今回の旅のメインイベントとなる「限界集落、南牧村」へと向かう。

数十年ぶりともなる、懐かしいあの人に会いに行くのだ😆

Day3へ

2025年10月18日土曜日

懐かしの限界集落へ~弟と巡る北関東の旅(Day1)

 Day0

さて、いよいよ旅立ちの朝である。

わしとしては珍しいことに、前の晩に遅くまで飲んでいたので朝はきついかと思ったのだが…

なんと普通に目が覚めたのが5時であった(ーー;)

特に眠くもなんともないので、乗り日だった昨日の日記なんぞ仕上げておく。

前の晩にね、日高屋に行ってたんだけど「もう一品食えるな」くらいの腹の感じだったので、朝から結構腹は減っていた。

で、この朝、新橋に泊まっていたんだけど、朝食はもう行き先位を決めていた。

富士そばである

もうね、言うまでもなく子供の頃からあちこちにあって、これこそ「ふるさとの味」と言っても過言でない。

朝のカレーセット

蕎麦もカレーも半分なので、当然足りないワシは…

うどんもいっとく( ̄▽ ̄)

そばがたぬきだったのでうどんはきつねで

両方食っても1000円しないんだもんな、最高です!

ホテルのロビーにあるサーバーでコーラも飲み放題である



一旦ホテル帰って本読んだりうとうとしたりして…

チェックアウトして、待ち合わせ場所に向かう。

写真撮るの忘れたけど、駅前のバス停から「懐かしの01系統」に乗ってアークヒルズへ。

アークに到着したはいいけど肝心の「ニッポンレンタカー」の場所がわからないので通りがかりの女性に尋ねたら、レンタカーのオフィスまで案内してくれた。

弟と落ち合って…

なんと初めてのプリウス

もうなんか全然写真撮るの忘れちゃってるんだけど、霞ヶ関から高速乗って、若干の渋滞に巻き込まれつつ…

11時半くらいだったかな?日光に到着したので、とりあえず駅の周辺で飯でも食おうと言うことになって…

なぜかステーキである


あとは地道にところどころ観光スポットに立ち寄りながら…

特に「どこ」と言うわけでもないのだが栃木の山並み

紅葉にはまだ早かったか

華厳の滝に向かったんだけど…



なんか駐車場が渋滞していたので「無料パーキング」とか書いてあった店の駐車場に包まれたのはいいが、何もお金使わないのも申し訳ないので…

弟とお茶だけいただいた



これがコーヒー紅茶が300円と安かったのはいいが、なんか小銭が残るのが嫌だったので…

「なんか400円のものないか?」

って聞いたら

「そこのスケベタオルが400円だ」って言うんで振り向いたら…

これがそれ(//▽//)

どこで使ったらいいかわからんけど、まあとりあえず「お土産の一つ」として手に入れておく。

で、華厳の滝

弟と記念撮影

そのまま奥日光へと向かって…

ホテルに着いたはいいがまだチェックインには早かったので、少し買い物をしておこうと言うことで…

なんか地元の商店

道すがら外人が寄ってたかって写真撮っていた「ナントカの滝」

そこで兄弟ショット


中禅寺湖

湖畔に佇む小屋


湖畔をうろつくワシ

なんか見つけたようだ



とか寄って、またホテルに戻る

チェックインしたのはいいが…

部屋が狭い(ーー;)





夕飯の時間が17時半だったので、風呂入ったりしたりして

飯である


なんか…これしか写真撮ってねえや😞

こないだの娘との旅行で懲りたはずなんだけど、また短時間で詰め込みすぎてあっという間に腹一杯になってしまった。

このホテルで「夜泣き担々麺」とか言うのが夜に振る舞われるらしいのだが、あまりにお腹いっぱいになってしまったのでなんとかしなきゃいかん!

今月は「黒胡麻」だそうだ



なんか運動でもして腹をどうにかしなきゃいかんと思って…

とはいえ「奥日光」とかで近所には何もないし外は肌寒いしで…

温泉といえば卓球だ!

と言うことで、ひとしきり卓球で体を動かしたりはしたんだけど、結局こんなことで満たされた腹はどうにもならなくて、残念ながら担々麺にはたどり着くことができなかった。

部屋に戻って、ああでも内向でもないと取り留めのない話をしているうちに眠くなってきたので、老人二人はそのまま夢の世界へ…

娘との旅と比べると、たったの二泊三日で短いんだけど、とりあえず朝から晩まで弟と二人で1日を堪能した。

さて、短いもので残すところあと二日である。

そして我々は前橋へと向かうのである。

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